身の程を知れ

「投稿する」ボタンを押すときに脳汁出るミュオタ

とあるミュオタのゆく年くる年(2023観劇まとめ&2024抱負)

2023年の自分を呼称するのであれば「ミュージカルオタク(ミュオタ)」という言葉が相応しいなと感じた1年だった。とはいえコンサートやストレートプレイも少しずつ楽しんだ1年。2022年は観劇まとめツイートすらサボってしまったので今回こそ…もう2月末ですが…
そして、憧れだったはてなブログをこの機会に開設してみました。noteとの使い分けは迷うところだけど、こういうまとめ系の長文を書きたい時に投稿できたら良いな。

皇后エリザベートと黄泉の帝王を伏見稲荷大社に連れて行った、博多座エリザの翌日

1.2023年観劇周りのまとめ(他の現場や配信含む)

回数は怖いので数えませんでした…

①劇場で観たもの

エリザベート博多座
劇団四季 ノートルダムの鐘(京都劇場、四季劇場「秋」)
天使にラブソングを〜シスター・アクト〜(ホクト文化ホール東急シアターオーブ静岡市清水文化会館マリナート)
・キングダム(帝国劇場)
ドリームガールズ東京国際フォーラムホールC)
・CLUB SEVEN 20th Anniversary(シアタークリエ)
・ジキル&ハイド(東京国際フォーラムホールC)
ジェーン・エア東京芸術劇場プレイハウス)
・美弥るりかファンミーティング(大手町三井ホール)
・宝塚宙組 カジノロワイヤル 我が名はボンド(宝塚大劇場
・宝塚月組 応天の門/Deep Sea 海神たちのカルナバル(東京宝塚劇場
・宝塚星組 赤と黒日本青年館ホール)
・宝塚星組 1789(宝塚大劇場東京宝塚劇場
ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル(帝国劇場)
・美弥るりか Birthday Party 2023(浜離宮朝日ホール
ラグタイム日生劇場
・明日海りお ヴォイス・イン・ブルー(東京国際フォーラムホールC)
・アナスタシア(東急シアターオーブ
・レイディマクベス(よみうり大手町ホール)
・宝塚月組 フリューゲル-君がくれた翼-/万華鏡百景色(東京宝塚劇場
・祝・日比谷野音100周年 日比谷ブロードウェイ with WOWOW 芳雄のミュー(日比谷公園大音楽堂
・TOHO MUSICAL LAB.(シアタークリエ)
・LUPIN(帝国劇場)
劇団四季 ウィキッド(四季劇場「秋」)
ベートーヴェン日生劇場
・ジョン&ジェン(よみうり大手町ホール)
・天海と友近、結局飯尾 THE オーディション3(大田区民ホール・アプリコ
・ながされ・る君へ~足利尊氏太変記~(明治座

推し事系の主な生息地と化しているTwitterでも呟かなかったし、ここに並べるのも違う気がしたけど、松任谷由実さんの50周年ライブにも行きました。ムーラン・ルージュのYour Songの訳詞をされたり、望海さんもこちらのライブに行かれてたり、何かとユーミンさんに縁を感じる一年だったな。

②観劇予定のはずが中止になってしまったもの

・宝塚星組 ディミトリ~曙光に散る、紫の花~/JAGUAR BEAT-ジャガービート-(東京宝塚劇場
キング・アーサー新国立劇場
・宝塚星組1789(宝塚大劇場東京宝塚劇場
・ヴァグラント(明治座

1789は、ムラで4回、東京で3回観れるはずだったけど、結局どちらも半分になってしまった。それでも、友人と友会や貸切の抽選を頑張った結果、自力でこれだけの枚数を確保できるんだと自信にもなったし、私達の元から消えたチケットはRRRで戻ってくるはず…!と前向きだった。そんな念を込めてRRR/VIOLETOPIAの抽選を沢山申し込んだ結果、早速先月大劇場でRRRを観れまして。東京でも観劇できて嬉しかった。星組公演のチケットの神様、これからも優しくしてください。宝塚大劇場星組西宮北口ベートーヴェン、という夢のような遠征も楽しかったけどそれは今年の話なのでまた別の機会に…
 ヴァグラントをソワレに行くことにしていてマチネはムーラン・ルージュを観るぞ、という日に帝劇のロビーでヴァグラントの中止を知った。当日の中止発表は1789とヴァグラントで経験したけど、何度経験しても堪えるな。最近は感染症以外の要因での中止になったり、心配事も益々増えるばかりだけど、「チケットを売る」ことの「約束」としても重みを感じる。

③配信だけで観たもの

進撃の巨人ミュージカル
・宝塚月組 DEATH TAKES A HOLIDAY
・M.クンツェ&S.リーヴァイの世界 〜3rd Season〜
・スリル・ミー
・宝塚星組 ME AND MY GIRL
・望海さん ビルボード MY HOME TOWN

ついにスリルミーを知った側の人間になったぞ!全ペアは見られなかったけど、親スリルミーとなった木村さん×前田さんのペアがどストライクでした…芳雄さんが出演するなら「私」と「彼」どっちを演じてほしい?と尾上さんと廣瀬さんがゲスト出演された回の芳雄のミューで話していたけど、私は芳雄さんの「彼」が観たいな…でも芳雄さんといえば「最後に勝つのはこの俺だ」(エリザベートの『最後のダンス』)だからなぁ…などと考えていた。
月組の『DEATH TAKES A HOLIDAY』も観れました。ムーラン・ルージュのプレビュー初日に急遽行けなくなりSNSから離れていた頃だったので全く感想は投稿できなかったけど…
望海さんのビルボードはチケットを取れなかったのでこちらも配信視聴。万里生さんに勧められたというガイズのSit Down,You're Rockin' the Boat、アンジェラアキさんのHome、アンコールのDiamond are a Girl's Best Friend、勿論横浜市歌も…素晴らしかったな…
作品数にするとそこまで多くないことが意外で、とにかく同じものを何度も観た1年だったな。

2.2023年トピックス(ミュージカル豊作の1年)

①日比谷に寄り付かなかった1月

東の民なので普段は日比谷で観劇することが多いけど、一度も日比谷に行かなかった!福岡→京都→長野と巡って、本当に楽しかった。
東京一極集中みたいな状態があまり好きじゃなくて、「地方公演」という言葉ももっと適した表現ないのかな…と思ってしまう人なので、東京以外でこんなに沢山ミュージカルに触れられたのが嬉しかった。私が宝塚の沼に堕ちたのが当時住んでた場所で観た全国ツアーだったからこそそう思うし、今回博多座で沼堕ちしたのも感慨深すぎる。遠征は羽伸ばしちゃうからこそ軽率に恋しちゃうよね…

人生初の博多座でした。楽しかった〜!
(この数時間後に沼ズブになるとは知らず呑気に撮ってた写真)

チケット恵んでくれたプラみに感謝しかない…

井上芳雄さんの沼

2022年10月に帝劇でエリザを2回連続で観て一気に熱が上がり、これは他の劇場にも行きたくない…?そして博多座しか出演されないという黄泉の帝王を観られたら一生の思い出になりそうじゃない…?ってはしゃぎながら、今からでも間に合うイープラス貸切に申し込んだところ運よく当選し、博多座行きを決めたのでした。
結果:当時全く予想してなかった2023を過ごすことになったので本当に行って良かったね!

当初想像してた2023年より100倍楽しくなったよ…
現場だけでも、博多座エリザ→ジェーン・エアムーラン・ルージュラグタイム→日比谷のミュー→ベートーヴェン、こんな一人でディズニーランド並みの満足度をくれる超巨大沼を覗き見るどころか埋まって出られなくなった1年だった。グリブラが終わって嘆いてたら芳雄のミューが始まって、このタイミングでそんなご褒美ある…?

③「帝国劇場」の特別感(『キングダム』美弥るりかさんの楊端和)

「宝塚時代から追っていた贔屓が帝国劇場に立つ」という経験をさせてもらえた。情報解禁日の朝にTwitter見て、お、キングダムキャスト発表か……あれとても見覚えのあるお顔が……美弥さん……??ってなってからの大興奮は忘れたくない。楊端和、こんなにぴったりなことないよ…
 初めましてのキャストさんが多くて、世界が広がった公演だったな。こんなに派手なストレートプレイを初めて観た。

④望海風斗さんの沼

210の日にドリームガールズ観に行ってそのまま「のぞみすと入る…」となって今に至るんだけど、nozomistのコンテンツの手厚さが素晴らしいんですよね。対面ファンミーティングも当たり前に外れたけど、対面のファンミをレポート化してくれてFCページ内で公開してくれたことがすごく嬉しかった。(このレポート公開の存在自体はTwitterの公式アカウントにも記載がありました。その旨、誤解を招かないように書いておきます!)そして長文感想を書いた。

一度しか見に行けなかったけど、一度だけでもこんなに余韻が残り続けるんだと分からせてもらえた公演でもあったなぁ。

⑤至福の日曜夜(望海風斗のサウンドイマジン→井上芳雄byMYSELF)

 
日曜夜が忙しすぎて、サザエさん症候群になってる暇がなくなった。心の栄養!

天海祐希さんと望海風斗さん

この動画、もう本当に大好きで定期的に観て泣いてる。お二人とも揃っての菊田演劇賞の受賞、おめでとうございました。二人のおたくでもあり、望海さんのことは、大変恐れ多くも天海さんファンとして同担だと思ってるので私のときめきが倍増してるし、望海さんが天海さんの現場に行かれてたり化粧前にアクスタ置いてたりすると嬉しくなっちゃう。

⑦『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル!』への狂乱

走馬灯みたいな舞台だったな。来年も観られるなんて夢みたい。

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芳雄さんのバースデー貸切も思い出深い。FCの愛と芳雄さんのホスピタリティで包まれた、夢みたいな一日だった。そして客席の皆さんがオペラグラスを上げるタイミングが同じなのも愛おしすぎた。

今年は誕生日の公演はソワレの通常公演のみなので激戦必至だけど、夏のFC イベントはどうか行けますように…。

 

【追記】3月に入ってからもnoteを3本更新したんだけど、この時期にサムネでホーム画面を赤く染める事態に。書きたいことあったら下書きに入れて寝かせておくんじゃなくてリアルタイムでキーボードを叩くことにしたい2024…そして申し込んでいたチケット先行の当落が出て、今年も思う存分CAN CANできそうでとても嬉しい!狙ってた日も概ね確保できたので嬉しくてスキップしちゃう。

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⑧『ドリームガールズ』と『ラグタイム

昨年観た舞台の中で一番ブチ上がったお祭りがムーラン・ルージュだとしたら、一生拭えない教訓をくれたのがラグタイムかな。最後までパレードと同じくらいの重い気持ちが残り続けた。
人種を扱う作品として、今年はドリームガールズラグタイムを観劇できたのは良かったけど、どストレートに問題提起してくれたラグタイムは演劇界で評価されてほしい。100年前の話だけど、今観てハッとさせられるのが、差別問題が形を変えて今でも私たちの近くにあるからじゃないかな。

ラグタイムは、初日と中盤に長文を書いた。自分の中で抱え続けても良いんだけど、なかなか苦しかったのでどこかに置いておきたかったんだと思う。

厳密にいえばシスアクもそうだけど、少し引っかかる表現も多いことは事実。

⑨マクナリーさん、アレンズさん、フラハティさん(『ラグタイム』と『アナスタシア』

この3名が携わる両作品が同時期に日本で上演された巡り合わせよ…おかげで充実した秋となりました。

アナスタシアは3回観劇。Wやトリプルキャストだからこその良さがあってすごく楽しかったし、お伽話のようなラストだけど、死の匂いが付き纏うような仄暗さが終始続くこのアンバランスさがあるからこそ好きだなぁ。

相葉さんのディミトリをようやく拝めて本当に嬉しかった…my楽で観た木下晴香ちゃんとの並びが良すぎて。海宝さんのディミトリとグレブのどちらも観れたことも思い出深い。

⑩舞台に立つ天海祐希さん

昨年の『広島ジャンゴ2022』と『薔薇とサムライ2』に引き続き、今年も2作品も天海さんの公演を観劇できてこんな幸せなことはないよ。

レイディマクベスの長文感想もnoteに埋まってるのでこちらも投稿次第ここに追記する…WOWOWでの放送も嬉しすぎる…

www.wowow.co.jp

天使にラブソングを

シスアクもまぁさまのデロリスも大好き!2022版の大楽だった長野公演と、早くも再演された2023版の東京公演と大楽の静岡公演に行けたことが嬉しかった!デロリスから「清水最高!」いただきました。

劇団四季の沼

1月に京都劇場ノートルダムの鐘を観た。感情が後から追いついてくるような、何で今泣いてるのさ分からないような、もの凄い体験だった。7月に四季劇場「秋」でも再び観劇。

ついにウィキッドがやってくるぞと四季の会に入った。最初のドラゴン時計が動き始める前奏を聴いた瞬間から泣くし、一幕ラストのDefying Gravityの歌い終わりのエルファバのAHHーーーーで泣くし、とにかく目が干からびる作品。抽選で当たった超観やすい前方ドセン席に加え、縁で観劇させていただけた最前列の端っこの席や、奇跡の前日予約(やり方めちゃくちゃ調べた…)が成功して手に入れた席(これも端っこ)など、いろんな角度から観られたことも嬉しかった。真瀬さんのグリンダ、本当に素敵だった…ゴースト&レディも楽しみ…

ウィキッドの長文感想もnoteの下書きに入ってる…本当に遅筆すぎて…

人の生死を描くこと

今年観劇した公演、人が死ぬ内容ばかりだなと途中で気づいた2023年。

3.2024年抱負

①初日と千秋楽は絶対行きたいマンからの卒業(ただしムーラン・ルージュ以外)

初日は絶対自分の目で観たいとか、大楽には行けなくてもせめて東京楽は行きたいとか、これを自分に強いると結構キツイので一度辞めてみようと思い、他の公演ほど観劇回数を確保できなかったベートーヴェンでは、東京初日と東京千秋楽に行くことは初めから諦めてみた。楽は元々行けない日ではあったけど…

初日と楽絶対行きたいマンを辞めてみても十分楽しかったので、今後もこのスタンスで居たいな。my初日を迎えるまでSNS制限すれば良いことは、ムーラン・ルージュでも経験済みだし余裕。勿論、行けなかった日の様子をTwitterで投稿してくださる方のおかげでもあるので感謝です。

とはいえ、ベートーヴェンは東京始まる前に兵庫大楽を確保できてたから心の余裕があったとも思うし、兵庫大楽に行けたことは本当に思い出深くて、見届けることの喜びを改めて感じたのでどうなることやら…

②身の程を知れ(ただしムーラン・ルージュ以外)

基本土日が休みの社会人であるものの、仕事のはずのド平日にチケットを取っても何とかうまくやって現場に行けてきた成功体験を積み重ねてきてしまったから、今回も何とかなるだろと鷹を括りつつも何とかならないかも…?って現在進行形でヒヤヒヤしてるものがあるので、そろそろわがまま放題から卒業しないといけないんだろうな。そして土日休みのはずなのに突然の休日出勤のリスクと闘わないといけないのも辛いんだ… でも、特にムーラン・ルージュは今年もチケットが手元にある限りなるべく都合をつけて全部行きたい。

あとは、おたくを自覚して沢山現場に行くようになった歳に比べて圧倒的に体力が無い。観劇回数が全てではない、沢山行くことに意味を見出してはいけない。選びながら行くスタンスになりたい…ただしムーラン・ルージュ以外…

③下書きを溜めすぎない

Twitterで観劇後に感想とか言いたい

→でも長文気質なので140字にまとめるのが非常にめんどくさい

→じゃあnote行くか!ちょっと書く

→完成しないまま平日が始まって労働漬けからの土日はまた違う舞台へ…

この繰り返しだったな。特に2023年の後半は…

「全世界!これを!読め!!」みたいな気持ちは正直ない。でも「これが!私の!感想だ!!」って言いたいことを世に放つ時に一番脳汁が出るタイプたど気づいてしまったので、言いたいことを言わずに溜め込んでおくことで、燻りが募るようなもやもやが残り続けてきたところもある。脳汁の正体こそ承認欲求なのだろう。

④「応援」という名の大義名分を考える

誰のために時間とお金を費やしてるかって自分のためなんだよな。観劇するのも、FCに入るのも、ネットの海で感想を投げるのも、全部自分のため。あと、感想を書きたいから観に行くのではないよ。それが揺らぎそうなことがあったので書いておく。

 

2024年も序盤から飛ばしてることは否めないし、今年もムーラン・ルージュに懸ける想いは昨年以上に強いけど、とにかく健康で過ごせますように!定期的にこちらのはてブロも更新すると思うのでよろしくです。もしもここまで読んでくださる方がいたらありがとうございました👋

 

※4年に一度の数字が欲しくて2/29に更新し、非公開のまま放置していたものをようやく4月に公開しました。もう3分の1が過ぎ去った2024年、今年が終わる頃にはどんな気持ちで現場に通ってるんだろうね。その時読み返せることを楽しみにしてみようかな!